簡単でも取得する意味を疑う医療事務資格

取得が簡単すぎる資格には気を付けましょう!社会的評価も考えて

資格と言うものは、何らかの講習会を受講するか、勉強して資格認定のための試験に合格することで授与されるものです。医療事務資格もほとんどすべてで試験に合格しなければ取ることはできません。資格認定試験と言えば会場が設定されて試験日にそこで他の取得希望者と一緒に同じ条件で受験するのが普通です。どんなに簡単だと言われる資格でもそれを乗り越えるからこそ資格として一定の評価を受けることができると言っても良いでしょう。

会場に行く必要のない資格試験がある

ところが医療事務資格の中には試験会場に行く必要のない資格試験が存在します。自宅で解答して郵送し一定以上の成績であれば合格と言うことになります。非常に難しい試験で回答するのに何日もかかるというようなものにはそういう例がありますが、医療事務試験でこのような実施形態の試験が実施されているというのは正直疑問です。医療事務の場合何かを考えるというよりも知識を持っているかを問う試験ですので、自宅でやって本当に意味があるのでしょうか。

確かに取りやすい

取りやすさから考えればこの種の資格は取りやすいでしょう。というよりも資料参照し放題なのですから、合格できない方がおかしいと言って良いでしょう。ですからたとえば資格を取ること自体が目的となっているような資格マニアの人が資格の数を増やすために受験するのであれば大変意味のある試験なのかもしれません。しかしこの資格を将来何かの役に立たせようと考えている場合には、はっきり言ってそれ程有用な資格であるとは思えません。

社会的評価は得られない

医療事務資格は医療現場では残念ながらそれ程評価の対象にはなりませんが、社会的にはよく勉強したんだねということで評価されるでしょう。しかしもしそれが自宅受験でかまわないような試験だった場合に事情が知られれば、何だということになってしまい、評価されることは無いでしょう。そもそもそういうものを取ったこと自体が評価を下げることがある場合もあるでしょう。資格取得のために安易な方法を選んではいけないということです。

なぜこんな試験がまかり通るのか

こんな資格試験が存在する理由は、医療事務関連資格が50種類上に及ぶ事にも通じますが、要するに通信教育業者が通信教育を受けさせるために資格を作っているという面があって、誰でも取得できるような仕掛けを作っておかなければ受講者を増やすことが難しいという背景があります。様々な難易度を持つ試験を用意して、上手に選べば誰でも取得が可能なのだということにしておかないと業者にとっては具合が悪いわけです。

自分に合ったものを選べばよいが

確かにたくさんの資格があれば自分のレベルに合ったものを見つけることもできるでしょう。でも社会的に認められるのは少なくとも試験会場が設定されて同じ条件で行われる試験に合格して得られるようなものでなければなりません。とにかく資格が欲しいという考えだけでは、せっかく資格を取ってもまるで意味のないものになってしまう可能性があるということを忘れず、地道な苦労を重ねたうえで正々堂々と試験を受けて取得するようにしましょう。