医療事務と看護師の違いについて

今さら聞けない!医療クラークと看護師の違いについて

あなたは、医療クラークをどういう仕事なのかきちんと理解しているでしょうか…?「何となくわかるような気はするけど…ちょっと自信がない」そんなことはありませんか。今回は、医療クラークと看護師との違いについてご説明しましょう!

医療クラークとは医療事務のことで、メディカルクラークや病棟クラークなどとも呼ばれる事務員のことです。医療やメディカルなどといった単語が入っているので誤解をする人もいるかもしれませんが、医療行為を行える職ではありません。病院へ行った時、受付で対応してくれる事務員さんはこの医療クラークなのです。

結婚や出産をひかえた女性にとっては、復職のしやすい職として人気のある医療クラークですが、その安定性から看護師と医療クラークのどちらにするかで悩む女性は多いようです。どちらがおすすめなのかというと、全く業務内容の違うこれらの職を比べるのは非常に難しく、あえて医療クラークのメリットをあげるとするなら、夜勤がないことや院内感染のリスクが低い、残業もなく体力的にも比較的楽な仕事であるということになります。医療行為を行う看護師と、病院特有のシステムで請求書を作成する医療クラークは同列には語れません。給料についても当然看護師の方が高いですが、責任も重大な仕事であるといえます。

医療クラークの業務内容とは、受付や電話応対のほか、カルテの入出庫といった管理、会計、レセプトの作成といったもので、レセプトとは請求書のことです。レセプト期間と呼ばれる時期は非常に忙しく、臨時の職員を雇う病院もあります。病院では、診療内容や検査、治療、薬といったものが点数で表記されており、それを基に計算、患者との間で会計を行いますが、この際に健康保険証を使えばだいたい1割~3割程度の負担だけで、後は支払うことはありません。病院が、この残り7割~9割の収入を得るため、保険組合などに提出をしなければならないのがレセプトと呼ばれる請求書です。これを提出しなければ、病院は収入を得ることができませんし、ミスがあれば書類は戻ってきてしまうので、やはり収入を得ることができなくなってしまいます。このレセプトは前月分を翌月10日までに提出しなければならないため、月末から10日間程度は非常に忙しくなるのですが、これをレセプト期間と呼んでいるのです。

医療事務の資格があると看護師での就職が楽になるかどうかというと、小さなクリニックでは看護師と医療クラークの両方を雇わずに済むために、その可能性はありますが、看護師としての仕事をこなしながら締め切りの存在するレセプト業務を行うのはなかなか難しいでしょう。また、看護師としての給料は支払われたとしても、医療クラークとしての給料を通常通りもらうことができるとも限りませんから、准看護師の資格をお持ちの方が追加で医療クラークの資格も…とお考えの場合は、そちらよりも正看護師の資格を取ってキャリアアップを目指した方が現実的なのではないでしょうか。